祖父の島田五六が会社を立ち上げたのが昭和22年。「戦後の復興を自分たちの手で」という想いで、生活に欠かせない小さな日用品から建物、橋などの建造物まで、あらゆるものを手掛けていました。２代目島田福介が２６歳で社長就任してからは、広島県内のゼネコン各社と仕事をするようになり、建造物の仕事が中心になりました。３代目島田克司が、いち早くパソコンや溶接ロボットを導入し、大型建造物の設計・施工を可能にしました。住宅、店舗、寺社仏閣や、広島駅をはじめとする公共施設など、広島のさまざまな建造物の建設に携わり、広島の風景をつくってまいりました。そんな、創業者の祖父、父、叔父から平成29年に島田鉄工所を引継ぎました。私で４代目になります。家族経営からスタートした島田鉄工所ですから、私の生活の中に島田鉄工所が常にありました。島田鉄工所の中に生活があったという方が的確かもしれません。鉄工所の音、におい、働く職人さんのいる風景と共に育ちました。70 余年続いた当社の歴史を未来へ紡いくために、一級建築士事務所を開設。さらに、新しいソフトやＩＴを活用した業務効率化と品質の向上に力を入れています。そもそも私たちの扱う「鉄骨」は、強度が強く、優れた耐震性・耐火性・耐久性を誇ることから、質が高く、安心・安全で、持続可能な災害などにも強い建築・建造物、インフラをつくるのに適しています。また、「鉄」はリサイクルの優等生でもあります。資源をより無駄なく使えるようにするのはもちろん、環境にやさしい技術や工法を取り入れることにより、環境にやさしい持続可能な社会の実現に貢献してまいります。